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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
政治や社会問題に物申す きたくらひろみ
子供たちにツケを回さない社会を目指す
中央大学法学部卒


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ブロとも申請フォーム


27日、エルピーダメモリが、会社更生法の適用申請をしたという衝撃的なニュースが流れた。

エルピーダと言えば、
1999年、世界に誇れる半導体メーカーを目指して
国の支援を受けて 日立製作所とNEC,三菱電機が協力して
発足した。

広島県と東広島市は、強力に
誘致を進めた。
田んぼの中に 巨大な通称「吉川サティアン」が出来上がった。

当時は、次々に生産棟が、増設あれ、
その工事関係者や技術者などの派遣社員などが、
全国から集まり、市内のホテルは、常に満室で
飲食店や小売店も潤っていた。

しかし、半導体は日進月歩、技術が進歩する上に
価格が一気に10分の1になり、
技術や生産能力は、世界トップクラスでありながら
売上は、韓国のサムスン電子やハイニック半導体に
大きく溝を開けられた。

天井知らずの円高が、更なる追い打ちをかけた形だ。

2009年には、産活法の適用を受け、国から約300億円の援助を
引き出した。
しかし、その後も経営は、好転せず、
この4月には、金融機関への債務の償還が迫っていた。

先月だったか、金融機関への説明として
坂本社長は、他社との提携を進め、広島工場の一括売却などを
検討していると発表していた。
しかし、これも実現せず、万事休すというわけだ。

思ったよりも早い展開だった。
坂本社長は、パフォーマンスの上手い経営者なので
また、お得意のパフォーマンスでは と思う関係者も多かったようで
どこか、楽観していたようだが、
私は、危ないと思っていた。

市の幹部や議員さんなどにも エルピーダがこけたら大変ではと言ったが、
「そんなにすぐには、危険ではない」などと能天気だった。
だから、来年度も東広島市の予算は、
前年より増加し、右肩上がりの予算を議会に提出している。
多分、そのまま可決されるだろうが、
エルピーダが再建されるとしても
リストラはあるだろうし、生産の縮小も考えられる。
その上、市内で一番の出荷額を誇るシャープも
携帯電話の生産のほとんどを中国に移す意向を示している。

単純に考えても 工場出荷額が減れば、
税収は減少し、従業員が整理されれば、住民税なども
減少してしまう。
歳入の増加する見込みがないにも関わらず、
右肩上がり予算などを認めるのは、
能天気なのか、思考停止なのかと疑う。

当面、生産は続けるとしているが、支援企業の選定と、
その企業の方針によってはどうなるか。
まだまだ予断は許されない。

約4500億円という巨額の負債のうち、
政府から援助を受けたお金は、
国民の血税である。

DRAMの生産力、技術力は世界一なのだから
安売り競争ではなく、信頼性と品質で勝負出来ればいいのにと思う。

今の日本は、円高もあって
なかなか世界市場でまともに戦えない。

日本は、もっと日本ブランドにこだわり、
made in all japanをブランド化し、
安もの市場ではなく、
高価だが、そこには、どこにも負けない技術、品質が備わり、
高い信頼性で売っていけるようになりたいものだ。
これは、すべての製造に言える。

ブランド力をつけることで
適正な価格で 取引出来るようになるのではないだろうか。
「これだけのいいものなのだから これだけの価格になる」という
当たり前の商売が成り立つようにすべきである。

だから、海外に生産拠点を移すべきではない。
人件費が安いと思われてきた中国も 人件費は、上がり続けている。
中国なら安く生産出来る時代はもう終わったのではなかろうか。

もっと、原点回帰して、
「物作り日本」を取り戻そう。
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テーマ : 日本の未来 - ジャンル : 政治・経済

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