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hiromi1960

Author:hiromi1960
広島県東広島市在住
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現在、国会では、幼児などの子供への脳死移植を可能とする法案の審議がされている。
WHOが、自国の移植は、自国で行うことが望ましいとの
見解を出したためである。

ご存知の通り、移植以外に延命の見込みのない幼児は、
寄付金などを募って その多くは、
アメリカで 提供者を待って 移植手術を行っている。
その費用、滞在費などは莫大で
5000万円〜1億円が必要と言われている。

患者家族の負担は、大変なものだ。

脳死状態での生きた臓器が必要な場合、
現在の日本では、子供の提供は、認められていない。

出されている法案は、
15歳以下の脳死の定義、提供の要件などが、
少しずつ違う4つの案である。

臓器提供以外に生きることができない子供を持つ親の立場に立てば、
子供の脳死を死と認めて
移植医療の可能性を広げて欲しいという望みは分かる。
一方で 脳死を宣告された子供を持つ親の立場になれば、
脳死状態で もう反応もない我が子だが、
髪の毛も伸び、爪も伸び、
体には体温がある我が子を 死んでいるとは認めたくないだろう。

実際、脳死状態と判定されてからの1年以上の延命事例が
増えているという。
1歳半で娘が、脳死状態になった母親が、
「体に体温もあり、髪の毛も爪も伸びる我が子は、
生きているんです。心臓が止まって、身体が冷たくなった我が子を
抱いた瞬間、ああ、死んだんだと思いました。
脳死を子供の死だなんて 思える親はいません。」と言っていた。

病気を抱えた子供に生きて欲しいと思う親の気持ちも
反応のなくなった我が子でも 生きていて欲しいと思う親の気持ちは、
同じ気持ちだと思う。

脳死移植を望むことは、他人の子供の死を望むことでもある。
仮に 移植の道が開かれても
移植によって 長く生き延びられる例は、
多くはない。

人それぞれの倫理感と 親心。
法で それを規律することは難しい。

どの法案も 親の同意で可能としているが、
まともな親なら 心臓が動いている子供の息を止めて
その体にメスをいれて臓器を取り出すことに
とても 同意できないはずだ。

どちらの立場に立っても
人の死を 人が(たとえ親であっても)決めることなんて
本当にできるのだろうか
と思ってしまう。

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